✨ 良い授業とは何か

塾長 荒川祐典

成績が上がる授業?
「なぜ」が分かる授業?
面白い授業?

どれも間違いではありません。
どれも正解かもしれません。

ただ、その前に考えるべきことがあります。

教育における「観・論・術」

教育には
「観」「論」「術」
という考え方があります。


どんな子に育ってほしいか。
つまり教育観です。


そのために、どのような目的を設定するか。


その目的を達成するために、どのような授業を行うか。

学校教育の場合、まず「観」が難しいことがあります。
学習指導要領には理念が書かれていますが、その解釈は先生によって様々です。

一方で学習塾の場合、多くは
「成績を上げること」
が目的になります。

もちろん、その先に見据えたものがある場合もあります。
あるいは、学習習慣を身につけてほしいと考える親御さんもいらっしゃいます。

ただ、学校教育に比べると目的がはっきりしている場合が多いと感じています。
ここでは分かりやすく、「成績を上げること」を例にして考えてみます。

目的に応じた方法を

では、成績を上げるためにどのような目的を設定すればよいのでしょうか。

例えば数学なら
計算ミスをなくすこと。

英語なら
文法を理解すること、単語を覚えること。

実際にはもっと細かく具体的に目標を設定しますが、ここでは分かりやすくしています。

これらが「論」です。

今回は例として単語を覚えることを目的として考えてみます。

では、単語を覚えるためにはどうすればよいでしょうか。

その最善の方法は、生徒によって様々です。

機械的に丸暗記できる子もいれば、
語源の説明をするとしっかり覚えてくれる子もいます。

書いて覚える子もいれば、
音読して覚える子もいます。

これをひとくくりにして
万能の一つの方法を提示することは、僕にはできません。

学校や集団塾では、どうしても方法を平均化する必要があります。
あるいは平均化する中で、どうしても切り捨てられてしまう部分が出てきます。

個別指導では、その子に合った方法を見極めてオーダーメイドの授業を行うことができます。

目的と方法の一致

要するに、僕が考える良い授業とは

「目的と方法が一致している授業」です。

社会の授業で、重要語句を丸暗記する授業は悪い授業でしょうか。
そんなことはありません。

点数を上げることが目的で、それがその子に合った方法ならそれは良い授業です。

理科の授業で、時間をかけて実験をしながら
「なぜ」を理解したり、面白い話を聞いたりする授業は時間効率が悪いのでしょうか。

そんなことはありません。

学習習慣を身につけることが目的で、
興味を持ってもらうことを目標としているならそれもまた良い授業です。

どんな子に育ってほしいのか。

それは家庭によって、生徒によって様々です。
複雑なこともあります。

ただ、学習塾では学校の学習指導要領よりも
比較的シンプルになることが多いと感じています。

そのため、まず面談の中で
「観」をしっかり共有します。

そのうえで、15年の指導経験をもとに
その子にとって最適な

「論」と「術」

を提案します。

全員を特別に扱う。
それが、僕の平等です。

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